iMac色々
SoftWindows
MSフライトシム
感得とは
MSの野望
「アップル」
すべての始まり
続編
続々編
Jobs PawerMac

キャンディーカラー

続き
iMate
IrDA
HDD換装
OS Xゲット!
OS Xは使えるか?
iMacで
DVDオーサリング


某日

今日は、iMacにSoftWindowsを入れてみようと思う。今まではPF6420に入れていたのだけれどPPC603e/200Mhzでは殆ど使い物にならない(^^;;。雑誌によるとG3マシン上でSoftWindowsはPentium120位で動くらしい。大方の評価もほぼ使えるとのこと。iMacを買って楽しみにしていた一つがSoftWindowsを入れることだった。早速インストール開始。と言っても最新版の5.0じゃないので、まず3.0を入れてそれをWin95にして4.0にバージョンアップと言うめんどくさい作業になるのだが、Win3.1からWin95を入れようとしてもCD-ROMが認識され無い。起動時の画面を見ているとどうやらFドライブ(=CDROM)が認識されていない様だ。インストール作業中にミスがあったかと思って再度一からやり直してみるが、結果は同じ。iMac自体最新機種でROM in RAMやらG3やらOSも8.1だしSoftWindows3.0では対応していないのかも、これは素直に5.0にバージョンアップかなと説明書を読んでいると、CD-ROMを認識できないときはCONFIG-SYSを書き換えてやれば良い旨の説明がある。Macで言うとResEditでsystemファイルをいじるような感じか?とりあえず説明書に書いてある通りCONFIG-SYSを開いて例の呪文のようなコマンドを数行書き換えて再起動するとなんと無事にCD-ROMが認識された。なんだか良く分からないが結果オーライと言うことでWin95をインストールし更にバージョン4.0にする。すべての作業を終えSoftWindowsのアイコンをダブルクリックすると無事起ち上がった。さてさて、速度はどんなもんかな?と思ってもWin用のまともなソフトが無いのでネスケを入れて起ち上げてみると、さすがにPF6420の時とは比べ物にならないくらいだ。と言っても本物のWintel機が無いので果たしてどの位の性能なのかは分からないが、ネスケはそれなりに使えそうだ。さてこれからが本題。なぜSoftWindowsを入れるのが楽しみだったかというと、MS FlightSimulator95をやりたかったからだ。Mac用のMS FlightSimulatorはあったのだがなにしろバージョン4.0と古くそれ以降4年間も一切更新されていない。4.0はワイヤーフレームに毛が生えた程度のシロモノ(なにしろFDD1枚で配布されている)でFlightSimulator95とは雲泥の差になっている。

#ちなみにFlightSimulatorはExelと同様Mac版が先に開発されていた。改めてMSとの提携が発表されて以来密かにMac版FlightSimulatorのバージョンアップを期待していたのだが、どうやら無理みたい(^^;;

実はPF6420にPCコンパチカードを入れてそちらでもFlightSimulatorを入れていたのだがどうも動作が不安定で殆ど使えないでいた。PCコンパチカードとは言え本物のハードを使っているわけだからそれでもまともに使えないってことは、SoftWindows上では期待していない。案の定全然ダメでした(^^;;。画面の書き換えがパラパラ漫画みたいになってしまいにはフリーズしてしまう。やはりこれはあきらめるしか無いようだ。でも一つ収穫があった。インターネットが結構使えるのだ。ネスケでのブラウジングがそれなりに出来るのだ。これはラッキー! えっ、なぜって?それはやはりWinのオンラインソフトが落せるからですよ(^^;; 特にナンバーズ(宝くじの)解析ソフトがです。これって何故かMac版が無いんですよ。6420+コンパチカードでは幾ら設定しても接続出来なかったのでこれは思いの外の収穫だった。

某日

FlightSimulator95があきらめきれず、6420のコンパチカードのセッテイングをいろいろ試してみる。今までも動いているときもあったがフリーズするときの方が多かった。それにWin95自体も音が出なかったり、モデムが認識されなかったりと完全ではなかった。もっともAppleから配布されているコンパチカード用ファイルは8.0Jからはサポートの対象外になっている。ちなみにコンパチカードは個人売買で入手したペンティアム100MHz搭載パフォーマ用5インチカードで、入手時点ではコンパチカード用ファイルは無かったので、Apple(USA)サイトから落して使っているがその中にあるReadMeにもOS7.5.3以降のシステム対応としか書かれていない。8.0以降正式に使えるシロモノかどうか分からないのだ。でも動く時もあるわけだからまともに動く可能性は多いにあるわけだ。でもいずれOS8.5を入れることになるといよいよコンパチカードは使えなくなる可能性が高いので、6420の2.4GBハードディスクをパーテーションを切って8.1+コンパチ用と8.5用とに分けることにした。近々にはモニター切り替え機を使ってiMacをメイン機に昇格させるつもりなので、8.1のパーテーションはシステムとWin95用のイメージディスク500MBで余裕をみて1GBにする。残りの1.4GBを8.5用にした。新規に8.1をインストールし従来便利に使っていた純正以外の機能拡張やらコンパネを入れて最後にコンパチカード用ファイルをインストールして再起動。ところがアイコンパレードが始まってコンパチカード用SETUPのコントロールパネルを読み込むとそのアイコンに?マークが付いている。ん?デスクトップが現れると何やらメッセージが。どうやらバージョンが合わないから読み込めない旨のメッセージのようだ(英語版ソフトなので分かる単語を拾い読みしている(^^;;)。おかしい。今までそう言うことは無かった。SETUPコンパネを開いてみるとなんかおかしい。メモリの認識項目がRAMになっている。今まではちゃんとDIMMで認識していた。とりあえずDisk First Aidを実行してみる。Dr.ノートンの8.1への対応が遅れているため8.1にしてからはもっぱらDisk First Aidにお世話になっている。特にiMacに付属しているバージョンから起動ディスクもそのまま修復できるようになり、しかもかなりレベルアップされている。通常のエラーの修復ならこれで充分だろう。幸いにも最近は重大なエラーに見舞われたことは無かったが、物理的なクラッシュ以外はフォーマットすれば済むことだ。そのためにもバックアップが重要になってくるわけだ。で、結果は異状なし。おかしい。次におきまりのデスクトップの再構築。それでもダメ。P-RAMクリアーもダメ。今回は全く認識されない。でもアイコンパレードを眺めていて気がついたのだが?マーク付きSETUPコンパネが表示されたところでアイコンパレードがちょっと止まる。何かMacが困ってしまって考え込んでいるようだ。と言うことはそれ以前に読み込んでいる何かとあたっている可能性が高い。Macはこういう時にも人に優しいインターフェースだと思う。システムが読み込む機能拡張書類やらコンパネファイルやらがほぼ読み込む順番に表示される。しかも何か問題が生じるとそのアイコンに×やら今回のように?マークが付く。読み込む途中でフリーズする場合や今回のようなケースはほぼ間違いなくコンフリクトの可能性が高い。で、おきまりのチェック方法。まずMacOS標準システムにコンパチ関係のファイルだけを組んで再起動してみると無事認識された。と言うことはやはりコンフリクトだが、では何とあたっているのか。Mac初心者の頃は訳も分からず面白そうな機能拡張やコンパネを手当たり次第に入れてしまって、フリーズはしょっちゅうで、まともに起動できてもめちゃくちゃ不安定になって、結局原因を特定できずにしょっちゅうクリーンインストールをしていた。今にして思えばあの頃の無茶が良い勉強になっていると思う。今回はと言うと、もうシステムをめちゃくちゃいじってることは無く悪さをしそうなファイルは殆どない。現に極めて安定しているシステムを構築できていると思う。まず疑ってみたのはSpeed Doublerだ。なにしろこれが一番最初に読み込まれる。RAM Doublerもそうだが一番最初に読み込まれるということはシステムを書き換えはしないまでも、かなり影響力があるわけだ。それ以降に読み込むファイルは極めておとなしそうなものばかりだ。Speed Doublerのコンパネを開いてみる。色々設定できる項目があるがSpeed Doublerの基本でもあり一番の売りが「高速ファイルコピー」と「高速エミュレーション」だ。ここからは全くの感になるのだが「高速ファイルコピー」はさして問題なさそうに思う。でも「高速エミュレーション」は68KMac用ソフトのエミュレーションを文字どうり高速にするもので、これはMacのシステムの中にも未だに68Kコードで書かれている部分がありそれを高速に処理することであたかもMacの性能が上がったように見せる機能だ。やはりこれが怪しいとにらみ「高速エミュレーション」だけを切って再起動。果たして無事コンパチ関係のファイルが認識された。やはり「高速エミュレーション」とあたっていたわけだ。でも今までもSpeed Doublerは使っていたのだが運良くたまさかあたらなかったのか、それともFlightSimulatorが不安定だったのはそのせいだったのか、それ以上のことは分からない。システムと言う物は実に奥が深い(^^;;。ここでようやくWin95用のイメージディスクを作って、そこへWin95をインストールしていくわけだが、当然のごとく最初はMac用のCD-ROMドライブは認識されないのでフロッピー版のWin95をインストールする。合計20枚のフロッピーを指示にしたがって入れ換えていく。Macのソフトだとフロッピーを入れ換えるときは自動的に吐き出してくれるからいくらか楽だがさすがにWinはそう言うわけにはいかない。でもこのWinのインストール作業ももう何回もやっているのでフロッピーの入れ換えの手間はかかるが後は手慣れたもんだ。小一時間でインストールも終わり再起動すると、Winの最後の設定が終わりデスクトップが現れる。そこへ今度はWin用Appleコンパチカードソフトをインストールして初めてCD-ROMも使えるようになるというわけだ。CD-ROMも認識されていよいよFlightSimulatorをインストール開始。この際だからとカスタムインストールで全ての項目を選択する。インストールも終わりWinの再起動後Flight Simulatorをダブルクリック。無事起動した。一通り試してみたが大丈夫だ。しかもペンティアム最高画質にセットしても多少画面の書き換えにもたつくものの充分遊べる。あとは3Dアクセレーターチップでも積んでいれば完璧なんだろうが、これ以上の贅沢は言わないことにしよう。なにはともあれ結果的にFlightSimulatorを使えるようになったわけだ。

川崎和男氏の感得とは

雑誌MAC POWER11月号の川崎和男氏執筆の「Design Talk」でiMacを指示しない事について触れていた。MacPeople iMac特集号で唯一iMacをぼろくそに酷評して以来の内容だが、ここでも真意をはっきりさせていない。本人はそう言う人間がいてもおかしくないのでは、と言っている。当然ごもっともだが、なぜダメなのか理由を知りたいと思うのが人情と言うものだ。しかも彼はジョブズが何らかの意図を持ってiMacを世に送り出したそれをも知っていると言う。う〜ん、ますます知りたくなる(^^;;。しかも今年のグッドデザイン大賞である金賞をiMacに与えなかったのは「日本のデザイン会の正当な見識である。」とまで言い切っている。「自分の感得性を絶対に失いたくない」とも言っている。事実としてiMacは世界中で売れている。つまり消費者に受け入れられているわけだ。一般的にはiMacは認められたと言う結果が出ているわけだ。もちろんあのデザインは好きではない、嫌いだと言う人がいてもそれは個人の好みでなんら問題ないわけだが、ことデザイン会の大御所の川崎和男氏の発言となるとシロートには大変気になる(^^;; 同じくMAC POWER11月号「Macのある風景」のこの方も同じ様なことを書いている。ただしこの方も川崎氏の真意は図りかねるらしい。いずれにせよ時間がそれを解決してくれるとは思うが、気になるところだ。私個人はもちろん、また多くの方もそうだと思うがiMacのデザインは気に入ってる。それ以上に所有欲、物欲をそそられたので思わず買ってしまったわけだ。こう言うモノって他にも多く存在すると思う。最近のパソコン業界ではSONYのVAIOシリーズなんかはそうじゃないだろうか? でも私は買っていない。それは一つにはMacじゃないから。じゃあMacのVAIOだったらどうだろう?やはり買わないだろう。それは私の購買欲の感得だから(笑)。来年には新しいG3(G4?)のデスクトップ機が出るらしい。しかもスケルトン(トランスルーセント?)の。同じくコンシュマー向けのポータブル機も出るらしい。そのころには川崎氏の感得の真意も分かることだろう。楽しみに待つとしよう(^^;; (98/10/28)

やっぱり、あった?Microsoftの野望

司法省とMicrosoftの反トラスト訴訟で、司法省側の証人であるAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長、Avadis Tevanian氏の証言内容が公開されている。(英文元記事はこちら)それによると、やはり去年のマイクロソフトとの提携にはMSからの脅迫まがいの提案があった様だ。要するにIEをMacのデフォルトブラウザーにしないとOfficeの開発をやめると言うものだ。併せてQuickTime再生ツール市場から撤退させようともした、ということらしい。これに対してMSはJobsの発言「'98年7月のMACWORLDショウで,Apple CEOのSteve Jobs氏はこう語っている。“そうだ,伝えておこう。私はIEを使っていて,とても気に入っている。今ある中で最良のブラウザだと思う。(中略)Microsoftにいる私たちの仲間は,Microsoft Office 98やIE 4.0といった,優れたMacintosh製品の開発に純粋な関心を持ち続けている”」を引用しそんなことは無い、と主張しているようだが真偽はいずれはっきりするので言及は避けるが、ああやっぱりねぇ〜と言うのが率直な感想だ。MSに関しては以前からタコな噂や話が絶えないが(詳しくはこの方がいっぱい書いてますので御一読下さい(^^;;)公の場で出てくるといよいよ信憑性がましてきます。反トラスト法から始まったこの一連の騒ぎのお蔭でMSの真実の姿が公にされてこの業界が健全に進歩していくようになればいいのですが・・・それにしても本当にJobsがMSから脅かされて上記の発言をしたのなら、その心中はどんなものだったのだろう? それとも一時は、それこそ「軍門に下った」と見せかけてMSに一泡ふかせるべく虎視眈眈とその時を待っているのか? 本当なら旧クラリスの様にアップルおかかえのソフトベンダーがあれば一番いいのだが、これからも健全経営を目指すのなら切り放すのは止む負えない。ここはやはりJOBSが一枚上手で、MSを上手く操りAppleの為にソフトを開発を続けさせよう、と言うことなのか? いずれにせよ暫定CEOと言う立場のまま今暫くAppleをより魅力的なコンピュータメーカーとして導いてくれることだと思う。 (98/11/08)

「アップル」ゲット!

以前から探していた、ジム・カールトン著「アップル」をようやく入手した。翻訳版が出ていたのは知っていて、ず〜っと探していたのになかなか店頭に並ばないでいた。地方都市ゆえコンピュータ関係のマイナーな書物は売れそうにないので書店側も躊躇していたのか? でも翻訳版発売後程なくして、少なくともパソコン関連書籍の中では売れていると云う情報がネットを通じて流れてくる。ほうほうやっぱり何かと話題のアップルの書籍。しかも暴露本(^^;?ともなればやはり売れるのか、ならばもうそろそろ此方の書店にも並ぶのかな、っと思って月に何度も足を運んだが無いのだ。古くからやっている小さな書店から、全国チェーンの書店まで何度も何度もいく度に探してみるのだが並んでいなかった。前CEOのアメリオが書いた、こっちは本当の暴露本「アップル薄氷の500日」も並んでいたのを見たことが無い。従って未だに買えないでいるのだが・・・・そりゃ函館と云う地方都市に於てはパソコン=ういんどうずで、アップル?何それ??マック?ああ、マクドナルドね(^^;;ってなもんだからしょうがないのかなあと云う気もするが、それにしても新刊本で中央では売れている本が入ってこないというのは情けない気がする。じゃあどう云う本が並んでいるかと云うと、小説関係ではやはり各賞受賞作品とか芸能人が書いた本などが幅を効かせていて、その他コミック関係ががかなりのスペースで、ひどいところでは店内の半分以上を締めている所もある。そういう所はさらに残りのスペースの大半を雑誌関係で埋められていて、一般書籍は申し訳程度に並んでいるというのが実情だ。まあ、書店側も商売だし売れそうに無いものを仕入れるよりも売れ筋を置きたくなるのは分かる。それに無いものは取り寄せますよとは言ってくれるが、それなりに売れている新刊本くらい手にとってパラパラとめくってから買いたいのが人情と云うものだ。取り寄せを頼むにしても最低限、本の題名、著者名、出版元のどれかが分からないと(多分)無理だと思う。それなら送料が余計に掛かるがネットの書籍通販サイトで検索し頼んだ方が早い。と云うことで前置き(^^;;?が長くなったが今日たまたま「Mac Fan」を買いに入った書店で偶然「アップル」を発見したわけだ。上下巻それぞれ4冊づつ積んでいた。1冊2,000円だからとりあえず上巻だけ買おうかとも思ったがどうせ下巻も買うだろうから(って上巻だけ読んでもしょうがないですよね(^^;;)と2冊まとめ「Mac Fan」と一緒に、締めて4,760円也。うっうっ、V-RAMがあ(^^;;;;;;
ちなみに、10月25日発行の第四版でした。どうせなら9月30日発行の初版本が欲しかったです(^^;; 

(98/11/17)

「アップル」第一章、すべての始まり

早速「アップル」を読んでみた。と云ってもネットの接続を切って寝る前のナイトキャップ代わりに読んだので昨夜はキリのいい第一章の僅か30数ページだけだったが、思いがけずにアップルのこと、いやジョブズの事が分かった。1976年にスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックがジョブズの自宅のガレージからウォズニアック設計の「アップル|(ワン)」を生み出しApple Computerを設立しその後ジョブズは自ら「砂糖水」を売っていた会社からジョン・スカリーを引き抜いてCEOにし、そして当のスカリーにAppleを追われたと云うのは知っていたのだが、その時期がなんと初代Mac「Macintosh 128K」誕生後すぐだったと云うことには驚いた。以前にも雑誌で読んでいたかも知れないがその時期までは覚えていなかったのだが、あの伝説の「1984」と云うCMが流れ、真の意味でのパーソナル・コンピュータ「Macintosh 128K」誕生の翌年、1985年だったのだ。そう今年の5月、iMacがAppleのホームページ上で衝撃的な発表が成されその画面には「Hello (again)」と表示されていた事実は、まぎれもなく1984年「Macintosh 128K」発表時の画面に表示されそしてしゃべった「Hello,I am Macintosh. It sure is great to get out of that bag.....(こんにちは、僕はマッキントッシュ。あのかばんから出してもらえて嬉しいよ・・・)」と云うメッセージに対しての答え。そしてこれから「真の意味でのパーソナルコンピュータ」を世の中に広めていこうとした矢先、不覚にもスカリーに追い出され無念の思いのジョブズが、今まで苦渋の思いでマックを使い続けてきたマックユーザーに対する明確な挨拶と答えだったのだ。Appleと云うコンピュータメーカーとMacと云う世の中全てのパソコンのお手本になった「真の意味でのパーソナルコンピュータ」を生み出したジョブズが高らかに「Hello (again)」とメッセージを流したわけだ。願わくばあの時と同じように、また追い出されることのないように、いや今度はジョブズが空白の13年を経てアップルの進むべき道を決めた訳だから一生とは言わないまでも今暫くAppleを正しい方向に導いて欲しいものだ。この第一章のタイトル「すべての始まり」が示すようにiMacでまた「すべての始まり」の様な気がしてきた。このようなことが改めて理解出来ただけでも上下巻4,000円の価値はあったと思うf(^^;)。(98/11/18)

「アップル・上巻」続編

ちょっと間が空いたので「アップル」の途中経過を・・・・
っと、その前に私がこの「アップル・上下巻」を入手してからやっと他の書店でも置いてあるのを見かけました。それでも、まだまだ置いていないところの方が多く、なんだかなあ〜って感じです(^^;;。
それでは、本題に・・・・
第一章は面白くさあ〜っと読めたんだけど、第二章以降ジョブズが去ってからというもの経営陣のごたごたの話ばっかりで、登場人物は多いワ、何かと云うと過去に遡った話になるワでナイトキャップがわりに読んでいると十数ページ読み進むうちにすぐに眠くなってきてなかなか先へ進めません(^^;;。十章の内第六章まで読んだんですが、その中で当時(80年代後半)はマイクロソフトはまだまだAppleの足元にも及ばないソフトハウスで、そんなMSにAppleが安易にGUIに関する使用許諾を出してしまったが為に結果的にMSに足もとをすくわれる結果になった、と云う事実の件が面白いですね。前から云われていたことですが、ビル・ゲイツはもともとOSにはさほど興味がなかった。でも自社開発のアプリケーション・ソフト(ロータス1.2.3に対抗する表計算ソフト=のちのExel)を開発するにあたり、DOS上では既に先が見えていたので当時革新的なOSで動くMacをもっとオープンにすべきだ、と提案したにも関わらずAppleは当時の勢いの上に胡座をかき本来進むべき道を誤った。仕方がないのでゲイツは自社でWindowsの開発を始めて、後はご承知の通りですよね(^^;;。まあ、当時AppleがMacをオープンにしなかった(結果的にゲイツのみにGUIの使用を許した)のが正しいかどうかは別にしても、その後のAppleと云う会社の運営(経営)はめちゃくちゃだったというのが手にとるように分かりました。ただ革新的なMacintoshと云うパーソナルコンピュータが在ったが為に、まだそれほど厳しい競争相手が居なかったが為になんとか持ちこたえれたようなもので、そしてMacの優位性を良い事に法外に利益を確保しようとして、ユーザーにそっぽ向かれたりして慌てたりとつい最近までのAppleの基盤が既にでき上がっていたと云うのも驚きです。まだ90年の辺りまでしか読んでいませんが、革新的なMacがあったにせよくぞ持ちこたえたなあと云うのが素直な感想です。もしもジョブズが追い出されないでそのままAppleで強烈なリーダーシップを発揮していたならば、今ごろはこの業界の様相もどうなっていたかは分かりませんね。私が想像するに、多分ジョブズはビル・ゲイツを上手く手玉にとりあくまでAppleの優良なパートナーとして利用していたのではと思います。
と云うところで続きはまた後ほど・・・・ (98/11/26)

「アップル・上巻」続々編

やっと上巻を読み終えた。なにしろ経営陣のゴタゴタばかりで登場人物は多いは、直ぐに過去にさかのぼるはで頭の中が混乱してくる(^^;; さてこの上巻は1993年、初代ニュートン・メッセージパッドが出荷され大失敗に終わったところまでだ。今までAppleの経営の歴史を読み進んでくればおのずと(現ニュートン他、PDAの状況を把握していなかったとしても)「これも失敗に終わるな」と云うのが手にとるように判った。余談になるが、私は今でもシャープの「ザウルス・PI-4000」を使っている(まあ殆ど万年住所録的な使い方しかしていないが(^^;;)。これは確かザウルスの2代目か3代目のモデルで1993年か94年に購入している。と云うことは初代ニュートンと同時期の製品だ。もちろんニュートンとザウルスでは当初目指したところが違うだろうから一概に比較は出来ないが、少なくともザウルスはビジネスで成功している。もしニュートンも当初の技術目標をもう少し身近で確実な所に設定していれば結果はだいぶん違っていたものになっていただろう。1984年「Macintosh 128K」が発表されて以来ここまでAppleの技術でビジネスになったものは皆無に等しい。唯一クイックタイムだけでは無いだろうか? いや業界標準と成り得る技術を開発しながら、経営陣の見通しの甘さとわがままでみすみすそのチャンスを幾つも棒に振っていた。その原因の殆どは、新しいアイデアと技術をビジネスに結びつけられなかったチームワークの無い経営陣の責任と云うことなのだが、それ以前にJobsが去ってからもずうっとJobsが作ったAppleと云う会社の個性を変えられなかった、と云うよりも生かせなかったと云った方があたっているかもしれない。もしJobsが残っていたらどうなっていただろうかと思うだけでワクワクしてしまった(^^;; そう言う意味でもマイクロソフトはビル・ゲイツと云うもう一人の超個性的なビジネスマンのお蔭で此処まで来ているわけで、勝てば官軍と云う諺はマイクロソフトの為にある様なものだ。もっとも、ご存じの通りようやく最近になってマイクロソフトの陰謀(^^;;にメスが入り始めてきたわけだが。いずれにせよAppleとマイクロソフトとでは圧倒的な差を付けられてしまっている。ここまで読んできて、とにかくAppleは素晴らしい技術と個性を持ちながらそれを存分に生かしきれなかったと云うのが、かえすがえすも残念である。でも昨年Jobsが復帰し今年iMacでhello(again)のメッセージを流したJobsに大いに期待したいものです。
あ、そうそう、Jobsが未だに暫定CEOで居ると云うのはその腑甲斐ない経営陣達に対するプレッシャーなのかな?Appleは俺が作った会社だけどそれをこんなみっともない会社にしてしまって、このままの腑甲斐ない経営を続けていくようであれば今度は俺の方から三くだり半をたたきつけるぞ!と云う事カモ(^^;;? その辺は続きの下巻で判るかな? (98/12/04)

トランスルーセントのPower Mac

いよいよ今年も残すところ半月となった。年が明けると年に一度のApple最大のイベント、Macworld EXPO SF 99が開催される。そこでいよいよ噂のトランスルーセントのニュー・パワーMacが発表されるはずだ。既にその準備段階に入っていて現行PM G3 DT/MTシリーズは生産中止され流通在庫のみとなり、また本国のオンラインストアー「The Apple Store」でも受注を停止していて、再開は99年1月からとなっている。残念ながらその姿はまだ何処のサイトへもリークされてなく、確認は出来ないのであくまで噂の域を脱しないのだが紺(濃いブルー)のトランスルーセントの筐体になるのは間違いないようだ。昨年13年振りに復帰して「Macintosh128K」以来久々にJobsが手掛けたMacintosh「iMac」の流れを汲むことになるのだが、冷静に考えてみて果たしてトランスルーセントのパワーMacってどうなんだろうかと云う疑問が生じてきた。確かにiMacは世界中で大ヒットしている。その一番の理由はあの愛くるしい、パソコンらしくない形と絶妙の色使いのトランスルーセントに寄るところが大きいと思う。じゃあそのトランスルーセントの筐体を今までベージュ一色だったプロ、或いはプロシュマー向けのデスクトップマシンの筐体に採用しても似合うだろうかと云う疑問だ。ただ単に特別仕様や期間限定商品的な意味で従来機をスケルトン化する程度ならマニア受けもするだろうけれど、iMac同様パワーMac=トランスルーセントの筐体!と云うことで少なくともシリーズ化しようとしているのだろうから、よっぽど考えに考えぬいたデザインでなければいけないと思う。と云うのも、例えばiMacがこの形で従来どうりベージュ一色、或いはトランスルーセントじゃないボンダイブルーとアイスのカラーリングだとしたらどうだろう?ベージュは論外としてもトランスルーセントじゃなかったらと想像すると、多分これほどの大ヒットはしなかったと思う。これは私の想像だがiMacのデザインコンセプトはまず従来のベージュ一色だったパソコンのイメージを払拭する。そのためにトランスルーセントにする前提で筐体デザインが詰められていった。そしてトランスルーセントが似合う形がiMacの様なラウンドフォルムのデザインだった、と云う事なのでは? 例えば従来のパフォーマ5000シリーズのモニター一体型の筐体でまんまスケルトンだったらどうだろう?とてもじゃないが一般受けするとは考えにくい。日本では発売されていないアメリカの教育機関向けの一体型機種(型番失念)は緩やかにラウンドした天板部分だけが白の半透明だがこれも(デザイン的に)パッとしない感じだ。また昨年Apple初の液晶ディスプレー「Apple Studio displayが発売されたが、あれも薄い紫色のスケルトンだがどうだろう、少なくとも見た目のインパクトはiMac程じゃ無いような気がする。液晶ディスプレー自体まだまだ一般的じゃ無いということもあるだろうが、仮に10万円を切った価格帯だとしても爆発的には売れていないと思う。それはあの形はスケルトンじゃなくても良い形だからだ。ベージュでも違和感が無い形なのだ。それらに対して、やはり日本未発売となったスケルトンシリーズの第一段「e-Mateはどうだろう。筐体全体がグリーンのスケルトンになっていて形は全体的に丸みを帯びた形になっている。これはスケルトンが似合う形では無いだろうか? これらの事を考え合わせていくとどうもモジュラー型のデスクトップ機のスケルトンと云うのがピンとこないのだ。こんな事は無いだろうが現行の、どうひいき目にみても直線で構成されたデザインのG3 DT/MTシリーズがそのまんまスケルトンになったと想像してみると、どうだろう?ピンとくるだろうか? ならばスケルトンが似合う(と勝手に決めつけるが)ラウンドフォルムのモジュラー型デスクトップ機、ミニタワー機は想像できるだろうか? もちろん無理やりラウンドフォルムにすることは出来るだろうが、果たして必然性が付いてくるだろうか? iMacのあの形はディスプレーのブラウン管の形にそって絞り込んだ形になっているので違和感がないのだ思う。ところがモジュラー型の必然的な形はどうやってもBOXだろう。せいぜい、私も使っているパフォーマ6400シリーズの様に天板や前面を僅かにラウンドさせるくらいだろう。仮にこれをスケルトン化したとしてもたいして魅力を感じない。むしろカラーリングした方が良いだろう。まあ凡人の考えもつかない様な事をするJobsのことだから、こんな事を心配するのは危惧に終わるだろう。正月はのんびりとあれやこれや想像しながら、EXPOを待つとしよう。ところで一緒に発表される新型CRTディスプレーも併せてスケルトン化されると云う噂もある。これはiMacからも想像できる様に問題ないデザインだと思う。私は今iMacに17インチモニターを無理やり繋げて使っているので、スケルトンCRTディスプレー(出来ればiMacカラー)が出たなら絶対買うつもりだ。
ただし一つだけ条件がある。年末ジャンボ宝くじが当たったら・・・・チャン・チャン(((((^_^; 

(98/12/14)

昨日の新iMacの発表からいろいろ考えてみました。

まずは、カラーバリエーションの件。iMac発表当時のコンセプトの説明ではコンシュマーユーザーがスペックやデザインであれやこれや悩まないで済むようにiMacは単一モデルです、って言ってましたよね>Appleさんそれなのにちょっとばっかし売れたもんで直ぐに手のひら返しちゃったの?
それとも最初っから近い将来カラーバリエーションは出すつもりだったが(ジョブズは半年掛けて開発したって言ってますが)ひた隠しにするためにもっともらしい言い訳をしたと言うわけですか?
だとしたらコストがどうたらこうたらなんて話は、むしろ今回のカラーバリエーションを出すための利益確保で高い価格で初期バージョンを買わされたって事にも取れるような気がするのは私だけ?
次に現行iMacの値下げの件。アメリカでは昨年から一部店舗で在庫整理と思われる(実際そうなったわけだが)値下げを実施していましたが、日本では一切無かったはずですよね? そして今回のいきなりの5万円の値下げ(もちろん在庫限りでしょうが)。例えば前日(5日)に正規価格で買った人にはどう対応するのでしょうか?一夜明けたら5万円も安くなっていたと知ったらいくらなんでもひどすぎますよね。
いずれにせよ、特に日本におけるiMacは発売当初の販売店選別方から始まって、今回の価格改定などiMacはスケルトンなんだけど何か不透明な部分が払拭されていないような気がして釈然としませんね。
どうもA-Jの立ち回りが悪すぎるような気がします。 (99/01/07)

続き

フルーツiMacが発売されて時間も経ったので上記の件について、おさらいしてみようと思う。
その後Apple主導による一夜にしての価格変更の件はうやむやのままだ。原田社長は「今後もその時々で最高の物をベストプライスで提供していく」と模範回答しか出していない。確認しておくが、私はカラーバリエーションが増えたことや価格改定については不満があるわけではない。価格改定のやり方に対して大いなる不満があるのだ。iMacは名前からも分かるようにAppleの新しいブランドとして、ある意味全く新しいジャンルのパソコンとして登場したはずだ。だから販売方法も、価格設定(卸&実売価格)も今までとは違った方法で実行してきているのだ。だから我々の様なiMacを広く皆に知ってもらいたい&応援したいと思っているスキモノ(笑)の連中は「iMacはあれこれ(スペックや価格変動などで)悩まなくても良いよ」と言って勧めてきたりもしたし、情報提供もしてきた。#もっともスペックアップは3カ月周期で行われそうだと云うのは見えてきたが(^^;; 
でもこれからは今までのパソコンと同様に慎重に購入時期を見合わせるアドバイスを追加しなければいけないようだ。まあ一番いいのは発表と同時に入手するのが一番なんだけどね(笑)。

話は変わって、今年になって私の知り合いが相次いでiMacユーザーになった。一人は同い年の友人で、一応Macからの買い換えでRev.Bを買った。もちろんフルーツiMacが発表されてからだ。本当は昨年暮れに購入予定だったのだが偶然にのびのびになっていて、恨まれずに済んだ(ホッ(^^;;)。彼は一から私が面倒見ているのでさして問題無かったのだが(その分自分で覚えようという気構えが薄い様な気もするけど(^^;;)、もう一人知り合いの女の子が遂にタンジェリンを買った。彼女にも昨年から勧めていて、予算の関係かのびのびになっていた。こちらも昨年暮れにでも買わせていたら今ごろ気まずくなっていたかもしれない(^^;; で、その彼女はパソコンはもちろんワープロ専用機も触ったことがない全くのキーボード初心者なのだが、なんと自分一人で買いに行って、セッテイングからなにからやろうとした。ところが案の定SOSが来た。起ちあげたのはいいものの色々いじっているうちにフリーズしてしまい(当たり前か(^^;;)仕方なくコンセントを引っこ抜いたらしい。その後も色々やって何とかプロバイダーには加入したもののポスペでメールが送れなくて困ってのSOSだ(^^;;。後日談だが彼女はあまりにもiMacで簡単にインターネットが出来ると云う宣伝に誘惑されてファミコンのちょっと専門的なヤツ位の感覚で、ポスペやりたさに買ったらしい。それで先日サポートに行ってきたのだが、さすが若いだけあって見よう見まねでとりあえずメールを送ることは出来ていた。ただポスペの設定項目の入力ミスで受信が出来なかった。さらに購入直後の無茶のせいか、エラーが頻発するとのことでこの際とばかりにHDDを3つに分けてクリーンインストールしてきた。その他色々説明して結局4時間を費やしたがそれでもまだまだ時間が足らない(^^;; 今までだとWin機よりはよっぽど薄くて分かりやすマニュアルや、ビデオテープが付属していたのでそれらを見てもらえば結構大丈夫だったけど、iMacはそう言った物は皆無(ご存じの様にかろうじてトラブルシューティングの本当に薄いマニュアルがあるだけ)なので、とにかく分からないことが出てきたらここ(キーボードのヘルプキー)を押せばヘルプが起ち上がるからと教えるのが関の山だ。今回の事で、世の中にはまだまだうたい文句に騙されて(^^;;買ったけれど思ったほど簡単じゃなくて埃をかぶっているiMacがいるんだろうなとつくづく感じた。やはり最低限の紙のマニュアルは欲しいですよね(^^;; そんな事を感じた最近の出来事でした。最後に、余談になるが彼女は同時にキヤノンのプリンターも買ったのだが一緒に買った接続ケーブルがパラレル、シリアル変換ケーブルを買わされていた。そう販売員に渡されたのがそれだったのだ。何という低レベルの販売員か(^^;;?当然iMacには接続できず困惑していたのは言うまでもない。そのショップ名は出さないが、函館で唯一iMacを売っているところです。
                       と云えば、もう言ったのも同然ですけど(笑) (99/03/24)

iMate

とうとうiMate(USB-ADB変換器)を買ってしまった。
今までは特に必要としていなかったのだが、というよりも本当はジョイスティックやピピン用ジョイパッドが使えそうに無かったから無視していたのだけれど。それが何故買ってしまったのかというと、うちはiMacとPF6420をモニター切り替え器を使って17インチに接続し必要に応じて切り替えて使っているのだが、当然6420を操作するときは従来のADBキーボード&マウスを使うわけでその度にUSBキーボードをどかしてADBキーボードを置いてと、かなり面倒なのだ。そこで考えたのがADBキーボード&マウスのセットでiMacも操作できないかと云うことだ。iMateを使うと従来のADBキーボード&マウスは認識されると云うのは分かっているので、ならば一緒にADB切り替え器を使えば机上には常に1セットのキーボード&マウスだけで済むわけだ。と云うことで早速iMateとADB切り替え器を買ってきて、ADBキーボードからADB切り替え器経由で6420とiMate経由iMacと接続してみた。ご存じのようにADB機器はMac起動中に抜き差しすると動作が不安定になるので実際は都度再起動しなければいけないのだが、そこは歴史のあるMacOSで既にそういう場合に再起動せずにソフト的にADBだけをリセットするユーティリティーソフトがある。それを使えばダブルクリックだけでリセットされるので大丈夫。っと思っていたのだが、6420はもちろんそれで良いのだがiMate経由のiMacがそれではリセット出来なかった。つまり6420からiMacに切り替えたときはiMacを再起動しないとADBキーボード&マウスは正常に動作しないのだった(^^;;。まあこれは半ば強制的にUSBとADBの信号を変換させているわけだから、出来なくててもしょうが無いのだが・・・・ それとその後正常に認識されたとしてもジョイスティックは使えなかった。キーアサインが出来ないのだ。ドライバーソフトがジョイスティックを認識してくれないのだ。こんな状態でははっきり言って机上のスペースは節約できても面倒でしょうが無い。で、結局その目論みは見事失敗に終わった。
本当はiMacのロジックボード上にADBのパターンが残っているので、ADBコネクタ等のパーツを入手できれば簡単にADBポートを復活させることは出来るのだが、なにしろLEDでさえ満足に入手できない地方都市ゆえとてもとてもADBコネクタの入手なんかは無理なのだ。ところがある日、何気なく無用の長物となった机の上に転がっているADB切り替え器を眺めていてふと気がついた。切り替え器ゆえにそれにはADB機器を接続できるように3つのADBポート(コネクタ)があるのだがそれを利用できないだろうか?と。早速切り替え器を分解してみると、コネクターは案の定小さな基盤上に取りつけられていた。だいたいこう云うパーツは規格統一されているので、これは使えるはずだ。がぜんADBポート自作への道が見えてきた。ただし完成させるには基盤上のADBコネクタが1ヶとADB機器を接続する為の外部用コネクタ1ヶ。そしてそれらを結ぶ延長コード。さらにADB信号をコントロールするために100Ωのチップ抵抗2ヶ、500mAのチョーク2ヶ、1Aのチップヒューズも必要なのだ。基盤上のコネクターは先の切り替え器から外したものがそのまま使えるはずだが、外部接続用のコネクターは無い。チップ抵抗とチョークは多分ジャンクのロジックボード(なぜかPB150のヤツが手元にあって、結構部品取り用に重宝している)から調達できると思うがチップヒューズは難しい。とりあえずジャンクのボードにテスターを当てて100Ωの抵抗を捜してみたが、意外と100Ωが無いのだ。それでも無数にある抵抗の中からなんとか100Ωを2ヶ見つけた。ちなみに100Ωは「101」と書かれたヤツだった。つぎは500mAチョークだがこれがはっきり云って分からない(^^;; それに電流を調べるには通電しなければ分からないのでテスターがあってもしょうがないのだf(^^; さらに1Aのヒューズもあるわけがない。さて困ったものだと思っていると、ふと「MAC POWER」にiMacの改造記事が出ていたのを思い出した。ちなみに元々のADB自作を紹介していたのは知る人ぞ知るTak.さんなのだ。もちろんWeb上でも公開していて、おおおよそほとんどのMacの改造方法を解析紹介している。過去にもPM6200を75Mhzから80Mhzにクロックアップした時もお世話になったサイトだ(「iMacなリンク」で紹介しています)。そのTak.さんが「MAC POWER」に書いている記事で、iMacにADBポートを作る改造も載っていた。そこで読み返してみるとWeb上ではその記載が無かったのだが、チップ抵抗などはジャンパー線で代用できるとある。つまりそれらのパーツは取りつけなくても認識可能らしいのだ。ならばあとは外部接続用コネクターと延長コードが入手できれば簡単だ。でも手元にはADB切り替え器しかない。しかし切り替え器にはコネクターが3つ付いていて、さらに延長コードに必要なオスのコネクターもある。もうこうなったら、延長コードもオスのコネクターを利用して自作するしかないし、外部接続用コネクターも切り替え器から外したものを流用するしかない。早速作業開始。まずはiMacのロジックユニットを引っ張りだし、ロジックボードをユニットから外す。先に取り外したADBコネクタをロジックのADBパターンに当ててみると予想どうりピッタリと収まった。次にチップ抵抗を所定の位置へハンダ付けする。チョークとヒューズはあきらめてリード線の芯線1本でジャンパーする。多分過電流が流れたときは切れてくれてヒューズ代りになるはずだ(^^;;。問題は延長コードだが、ビニールでコーティングされたオスのコネクタ部分をカッターで剥いでいきコネクタの金属部分をむき出しにする。そのままでは金属部分が長くて邪魔なのでぎりぎりのところでカットして、外部接続用コネクターとオスの各ピンをリード線で接続してなんとか完成した。最後は外部接続用コネクターだが、ADB切り替え器から外したコネクタは基盤上にハンダで取りつける様になっているため、プラ板で自作したiMacのメザニアンスロット用ポート隠し蓋に取りつけるときはネジ止めが出来ず、結局ゼリー状瞬間接着剤を多めに塗りくっつけることにした。あとは延長コードを基盤のコネクタに接続して、すべてをもとどうりに組み立てて完成。早速キーボードやマウス、そして一番使いたかったジョイスティック等を繋ぐと無事認識した。ただしポートカバーはこのADBポートで使ってしまったので、例えばiProRaid(SCSIポート)を増設するときはADBはあきらめなければならない(^^;;なにはともあれ、文字どうりADBポートを自作出来た。なんとかADBポートを復活さたいと思っている方はチャレンジしてみてください。ただし例によって「自己責任」でお願いします。(笑)
なお「禁断のiMac」で、写真付きで簡単に紹介しています。

(99/04/12)

IrDA(赤外線通信)99年5月頃の話

ボンダイブルーiMacにはiCandyには無いアドバンテージとして、赤外線通信が出来ると云うのがある。当然ウチのボンタローはRev.Aだから赤外線通信出来るのだが、残念ながらその相手が居なかった。いや一つだけあった。シャープのザウルスPI-4000があった。ただしこれは赤外線通信できるものの、基本的にはザウルス同士のみ対応している。つまりiMacではどうしようもない訳だ。でもMacで赤外線通信できるようになるソフトが合ったような、無かったような(^^;;?そんな我が家に、いきなりComet(PowerBook2400C)が仲間入りする事になった。Cometと言えば数あるMacの中で、唯一B5サイズのサブノートと言うことで日本では爆発的にヒットしたPowerBookだ。またSONYで作られたPowerBook100に続いて、日本IBMで作られた2機種目の日本生まれのMacの一つだ。先にも書いたが唯一サブノートタイプのPowerBookということで、生産中止になってから、かれこれ一年近くたつが中古市場でも未だに高値で取り引きされている位の人気だ。そのCometの中古価格が最近値下がりの兆しをみせてきた。そう、いよいよコンシュマーノートことP1が発表されるかも知れないとの噂が広まってきたからだ。そんなおり、とある個人売買情報サイトにG3化されたメモリフル実装(80MB)のCometが18万で売りに出されたのだ。ここ数日チェックしていた中では最安値だった。安いと云う事に逆に一抹の不安を抱きながらも購入希望のメールを出してみた。こう云ういわゆるデモノの場合は申し込みが殺到し、中でも好条件の申込者に決まることが多いが、今回はP1への期待感からかCometの人気に陰りが見えて来たのだろうか、あっさりと譲ってもらえることになった。何回かのメールのやりとりで分かったのだが、そのCometは98年の4月に購入した180MHzの後期モデル、というよりたまたまショップにあった最終在庫だった様だ。つまり購入後1年しか経っていなく、しかもアップルケアの保証があと1年残っている上物だと云う事が分かった。しかも送料を持てばLANカードも付けてくれて、代金は現物を確認してからで良いとのこと。そうとなれば四の五の言わずに、相手の言い値で買うことにし、それこそホントはP1を買うつもりで貯めていたヘソクリを使うことにした。仕事で持ち運んで使うとなれば小さいにこしたことはない。それにスカジーコネクターがあるので既存の周辺機器もそのまま使える。ところがP1は、大きさはともかく間違いなくスカジーは無くなる。ということでCometが我が家のMacの仲間入りとなったわけだ。そこでようやく赤外線通信の話になる(笑)赤外線通信と言うと、なんだか大げさに聞こえるかも知れないが、なんのことはない今までケーブルを繋いでネットワークを組んでいたものを赤外線という見えないケーブルで接続するだけなのだ。ただし、赤外線の特性上1対1でしか組めないのが難点だが、とりあえずちょっとしたデータのやりとりならば簡単だ。設定は、今までの「共有設定」と同じで、経由先をコンパネの「Apple Talk」から「Lokal Talk」や「Eather Net」から「赤外線」に換えるだけだ。後はiMacの左スピーカーグリルの前に対象物の赤外線ポートが向かい合うように置いてやればよい。あんまり離したり、向かい合う角度が広すぎると認識されないのでその辺だけに気をつければよい。ただ、今まで他の設定だったのを「赤外線」に換えると、その都度「ファイル共有」がやり直されるので、大きなHDDを使っていると、共有設定が切り替わるまでそれなりの時間が掛かってしまうがちょっと気に入らない。でも私のようにPowerBookをしょっちゅう持ち歩いて、ちょこちょこデータのやりとりをしている者にとってはそれなりに便利な機能と言えるだろう。いちいちPowerBookにケーブルを挿してやらなくても直ぐに繋がるのだから。そして初代iMacのアドバンテージである赤外線通信を使うという優越感がたまらなかったりする(^^;;

HDD(Hard Disk Drive)換装(99年12月)

そろそろ我が家のボンタローのHDDもきつくなってきた。購入後1年以上経って余計なものが増えてきたようだ。じゃあ整理すれば、と思うのだが貧乏性ゆえなかなか整理しきれず結局空き容量が足らなくなってきた。で、札幌出張の折り急激に安くなってきた10GB以上のHDDを物色してみた。まず最初に行ったのは「DO-夢」である。ここは雑誌の広告で15GBクラスが安いのは分かっていた。在庫があれば購入するつもりで行った。っが、月末の棚卸しで休業していた。入り口から中の様子が見えたので、ドアのガラスを叩いて店員を呼び、わざわざ函館から来たのでなんとか売って欲しい旨を伝えたが、申し訳ないが今日は一切商品をいじれないと断られた。在庫はあって値段は1万3千円位とのことなのだが、なんとしても売って貰えない。一旦欲しくなるともう欲求を抑えることが出来ないたちなので「DO-夢」は諦めて、駅前の「T-zone」へ行ってみることにした。そうすると、お目当ての15GBクラスは無かったものの、IBMの高回転(7200回転)モデルの13.5GBが1万5千円位であった。一旦欲しくなった欲求はもう抑えられない。容量がちょっと少なくなり、予算は少々オーバーだが買ってしまった。帰宅後早速換装したが、まず第一印象はうるさいなぁ〜である。うるさいというより、高回転ゆえの高周波音が耳障りなのだ。

Mac OS Xゲット!(2001/4)

1週間遅れでMac OS Xをゲットしました。アップルストアーで割り引きクーポンを使って予約していたと思ったら予約していなくてショップで買おうと思ったら売れ切れで、1週間遅れでゲットできたと言うわけです(^^;; で、早速iMacへインストールしてみました。ホントはメイン機のUMAX Pulsar(昔のMac互換機ね(^^;;)G3/400へインストールしたかったんだけど、アナウンスどおりインストールすら出来ませんでした。ウチのボンタロー(iMac Rev.A改266MHz)はMac OS Xサポートマシーンの下位機種に相当するし、パブリックベータ版ではさすがに動作が重く感じたので正規版でもどうかなあと思っていましたが、これがなんと結構使えるのでビックリ! インストールはMac OS X専用パーテーション(2GB)へ、まずクラシック環境用に付属のOS 9.1をインストールしその後Mac OS Xをインストールしました。ファインダーもベータからだいぶ改善され結構使いやすくなっていて、慣れるのにそんなに時間はかからなくホント、モダンOSという表現がピッタリです。そして当たり前なんだけど、何より従来のアプリがなんの問題もなくクラシック環境で使えたのにはビックリです。ただ一部アプリでは不具合が出るケースもある様で、身近なところではAppleWorksが使えないのです(^_^;) でもベータ版では使えたように思ったけど・・・・ま、これはそのうちアップデータが出るとは思いますけど。#E版のアップデータは既に配布されているけれど、J版には無効でした(^^;; ただし、メモリは多ければ多いほど良い様で、ボンタローは128+64=192MBですけどしょっちゅうHDDがカリカリいって仮想メモリを使っているんだなと言うのが分かります。完全移行するにはまだまだですが一足早くMacの未来を体験してみたいと言うかたにはお奨めです。Mac OS 9.1も付属してるのでお買い得感はありますよね(^^;; さて、ボンタローのMac OS Xを一旦削除し(使用許諾の関係でね(^^;;)思いの外早く(予約後10日で)ゲットできた“ぱわーぶっく・じーふぉー・たいたにうむ”へもインストールしてみました。こちらはもうメモリも128+256=384MBと言うこともあって全く快適に使えます(^_^) でも、ウインドウ内の表示書き換えなどはまだまだもたつくのでファインダー回りの改善が必要かなとも思います。いずれにしてもiMacでもかろうじて使い物になるけれど、やはり快適に使うのならG4搭載のMacがMac OS Xデフォルトマシーンと言うことになりそうですね。と言うことはiMacやiBookも年内にG4が搭載されてもおかしくないですね。いずれにしてもDVDが見られないなどまだまだ完全なOSじゃないけれど、いじっているだけでも楽しくなってくる将来が楽しみなOSです。
それにしても完全じゃないヤツを正規版として正規価格で販売するって言うのもどうかなって気もしますが(^^;; これが最終ベータ版かい?(苦笑)

iMac(Rev.A)でMac OS Xは使えるか?(2001/4)
先日レポートしたMac OS XファーストインプレッションでiMac(Rev.A)でも結構使えると言いましたが、実際メモリの増減でどれくらい違うものなのか、感覚じゃなくて数値で調べてみました。参考データとしてPowerBook G4/400でも測ってみました。なお計測はデジタルストップウォッチを手動で動作させていますので多少の誤差はあります。
●測定順序
OS X起動→IE起動→(IE終了後)クラシック起動→(クラシック起動のまま)フォトショップ5.5付属
サンプルファイル‘CMYK気球(1.18MB)’を開く→解像度を72dpiから200dpiへ変換→(フォトショップ終了後) OS Xを終了

Mac OS X起動
IE 起動

クラシック起動

サンプルファイルを開く

解像度変更
Mac OS X終了

iMac 64MB

2分38秒
18秒
2分20秒
53秒
15秒
35秒

 〃 128MB

2分39秒
18秒
1分30秒
18秒
6秒
23秒

 〃 192MB

2分33秒
18秒
1分13秒
13秒
6秒
6秒

 〃 384MB

2分31秒
18秒
1分5秒
13秒
6秒
6秒

PB 128MB

1分50秒
8秒
1分13秒
16秒
4秒
6秒

PB 384MB

1分37秒
7秒
58秒
11秒
3秒
6秒
使用機種スペック
・iMac Rev.A改266MHz HDD WestanDigital AC24300L 4GB
・PowerBook G4/400 MHz HDD IBM DJSA-230 30MB
と言うことで、 OS X対応のアプリが充分でないため、なかなか明確な差は現れませんでしたがやはりメモリは多ければ多いほど良いようです(^^;;

iMac(Rev.A)でDVDオーサリングは出来るか?
iMacな話題に掲載した全6話をまとめて掲載します。

アナログ〜DVD化計画(2002/07/31)
最近iMac絡みの話題が少ないので、我が家のiMac活用状況を少々(^^;;
ジツハ我が家のiMac(Rev.A)はもう殆ど現役を引退(メイン機はPB G4/400に移行)し、たま〜に起動させている程度で実にもったいない状態だったワケだけど、HARMONi500にアップグレードしてから俄然活躍し始めた。と言うのも、過去に録り貯めたビデオテープをDVD化しよう(と言ってもまだDVDを焼ける環境が無いので、近い将来のための準備です(^^;;)とPB G4でキャプチャしていると他の事(メールチェックやHPのブラウジング)が出来ないのです。そこでHARMONi500(FireWire付き)でアップグレードしたiMacならソニーのメディアコンバーター経由で難なくiMovieでの取り込み作業をこなしてくれるので一躍現役復帰したというワケです。でも、ファンの音がうるさいのが玉に瑕ですがね(^_^;)。ただ問題なのが、iMovieは編集した後直ぐに(カメラ等に)戻す事を前提としてるため、データは圧縮せずにそのままキャプチャするので容量がとても大きいのです。ちなみに10分のデータで約3GBもあります。つまり2時間ものならHDD上に36GBの空きスペースが無いとキャプチャ出来ないのです。本当は、多少画質が落ちてもMPEG 2あたりでキャプチャしてiMovieで編集できれば言うこと無いんだけど、、、、

iMacでアナログ〜DVD化計画−2(2002/08/11)
ジツハとうとうFireWire接続の外付けDVD-Rドライブを買っちゃったんです(と言ってもまだ手元には届いていませんが)。Pixela社PIX-DVRR/FW2というヤツです。何故コレにしたかと言うと、外付けDVD-RドライブではApple純正iDVDを利用できない(純正スーパードライブを搭載していないMacにはインストールしてくれない)ので市販の高価なオーサリングソフト(DVDビデオ作成ソフト)を買わなければいけないのです。でもPixelaからCaptyDVD/VCD(19,800円)というお手頃なソフトが9月に発売される事になり、しかもそのソフトの無償購入パスポートが付いていると言うので購入に踏み切ったというワケです(^^;; これでHARMONi500で武装強化したRev.A iMacでもDVDを焼ける環境になるのです。ドライブは数日のうちに届くと思いますのでレポートをお待ち下さい。

iMacでアナログ〜DVD化計画−3(2002/08/20)
先日Pixela社PIX-DVRR/FW2が届いた。早速セッテイングしてみたものの、オーサリングソフトが無いのでDVDビデオは焼けない。そこで、以前から考えていた方法を試すことにした。つまりiDVDを無理矢理インストールしようという計画だ。PowerBook G4にPIX-DVRR/FW2を接続し手持ちのOS X V.10.0のインストールディスクで起動してカスタムインストールでiDVDをインストールする計画だ。この方法はApple純正のスーパードライブ(パイオニア製)を非対応機種に搭載することで可能な方法らしい。しかしPIX-DVRR/FW2は松下製のドライブなので上手く行くかどうか。。。。 結果はOS X V.10.0ではまったくダメでした(^^;; で、程なくしてこんな事もあろうかと密かに(ってワケじゃないけど(笑))アップルストアに注文していたiDVD 2のインストールディスクが届いたので、今度はそれでインストールを試みた。はてさて今度の結果は、、、、無事インストール完了! 早速iDVDを立ち上げたところ「該当するハードウェアーが見つからないため起動できません」となった(^^;; つまりスーパードライブはDVD-R&DVD-RWを焼ける仕様。かたやPIX-DVRR/FW2はDVD-R&DVD-RAMが焼ける仕様。この辺りがネックとなっている様だ。逆に考えると、スーパードライブ以外でも外付けDVD-R&DVD-RWが焼けるドライブならiDVDが使える可能性が大と言うことかも(^^;; ま、ここは素直にもうじきPixela社から発売(PIX-DVRR/FW2購入者には無償提供)されるオーサリングソフトCaptyDVD/VCDが届くのを待つしか無いようですね(^_^;)

iMacでアナログ〜DVD化計画−4(2002/09/01)
某オークションでDVDオーサリングソフト「DVD Studio Pro」をゲットした。元々高価(128,000円)なソフトなので落札価格もそれなりになってしまった(涙)。それでもこれでようやくDVDビデオを焼けると思い早速チャレンジしてみたものの、なにしろ英語版(日本語版は出ていない)なので使い方がさっぱり分からない(^^;;。ま、適当にドラッグしたりクリックしたりしてると何とかなるだろうと思っていたのだが何ともならない(爆)。そりゃそうだ。だってプロが市販されているDVDと同じモノを作るためのソフトなのだから一筋縄ではいかないのは当たり前だろう(^^;;
それでもムービーデータをなんとか焼いて(みたけれどDVDビデオにはならなかった(^^;;)みて分かったことが幾つかあった。おさらいの意味も含めて初代iMacでアナログデータからDVDビデオを制作する過程をまとめてみました。

[必要な機材&ソフト]
・CPUアップグレードカードHARMONi(HARMONiのG4が出れば尚良し)
※FireWireが欲しいからHARMONi必須ですね
・外付けDVD-Rドライブ(出来ればパイオニア製スーパードライブ)
・作業用の広大なディスクスペース(10分ものを編集し、焼くのに10GB位は必要)
・アナログ信号をデジタルに変えるビデオコンバーター
・iMovie等のキャプチャー&編集ソフト
・iDVDやDVD Studio Proなどのオーサリングソフト
まずはこんなところかな?
当たり前だけどスーパードライブを搭載した現行機種ならば上記のモノを用意しなくても(ビデオコンバーターは必要)お手軽にDVDビデオが焼けるんですよね(^^;;
[手順]
・iMovieへビデオコンバータ経由でアナログデータをiMacに取り込む。
 これはリアルタイムで取り込まれるからマシーンの性能差は関係ないです
・不要なカットを削除したり、エフェクトかけたり編集する。
 この作業はマシン性能によって処理時間が左右されます
・出来たプロジェクトをDV形式へ書き出す。
 この作業もマシン性能によって処理時間が左右されます
・上記で出来たファイルをiDVD等でオーサリングしDVDへ焼く。
 この時MPEG 2形式へ(ソフトウェアー)エンコードするわけですがこれの処理はモロにマシン性能に影響します。
以上の様な手順になるのですが一番のネックはMPEG 2へのソフトウェアーエンコードに無茶苦茶時間がかかる事でしょう。
※ちなみにPowerBook G4/400で元の時間の3倍強の時間(10分のオリジナルが35分)掛かりました(^^;;
2時間ものなら(^^;;;;; さらにG3のiMacなら・・・ いずれ我が家のボンタローでも試してみます。
これを短縮したければハードウェアーエンコードが出来るPixela社の外付けMPEGキャプチャーPIX-MPTV/U1MでリアルタイムにキャプチャーしながらMPEG 2ファイルを作るのがベターでしょうね。ただし、iMovieやiDVDはMPEG 2ファイルには対応していないので、DVD Studio Proが必要になってきます。
※Pixela社から低価格(19,800円)なCaptyDVD/VCDというオーサリングソフトが今月末には発売されるようです。
 これはもちろんMPEG 2対応です。ってことはPIX-MPTV/U1Mも買った方が良いと言うことでしょうか(^^;;
と言うことでいつになったらDVD ビデオが焼けるのでしょうか(^^;;?

iMacでアナログ〜DVD化計画−5(2002/09/07)
すみません訂正です。ジツハiMac(G3)では「DVD Studio Pro」をインストールすら出来ませんでした(^^;;
G4搭載マシンじゃないとインストールもしてくれないんです。今まではPowerBook G4で検証していたので気が付くのが遅れましたf(^^;)
で、結局iMac(G3)でDVDを焼くには今月28日に発売されるPixela社のDVDオーサリングソフト「CaptyDVD/VCD」を使用しないとダメですね。

iMacでアナログ〜DVD化計画−6(2002/10/11)
とりあえず成功しました。とりあえずと言うのは、焼けたものの画像が乱れていたりした部分があったので(^_^;)
簡単にまとめると、PIX-MPTV/U1Mで取り込んだMPEG 2ファイルをCaptyDVD/VCDでオーサリングしPIX-DVRR/FW2で焼いたと言うワケです。もちろんFireWireは必須ですけどね。
あとDVファイルを色々といじくりたい人はメディアコンバーターで取り込みiMovieで編集してからと言う作業が必要になりますが、素材を準備しておいて焼きをスタートしてから90分のDVDビデオが完成するまでの所要時間は大体3時間半位でしょうか。ま、初代iMacでもそれなりに投資すればDVDビデオを焼ける事が立証できました(^_^;)

最後に雑感
初代iMacでもそれなりに投資すればDVDオーサリングが出来るのが分かりましたが、結局一番簡単にDVDを制作したいのなら家電のDVD焼き焼きデッキを購入するのが良いかなと思う今日この頃です(^^;;


ご意見は菊池(nkikuchi@mac.com)まで

このページのTOP

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


かん-とく【感得】 戻る
(名)スル
(1)感じ取ること。深遠な道理などをさとること。
  「小意識を破りて一精神を―する/善の研究{幾多郎}」
(2)神仏に信心が通じ、望みがかなえられること。
(3)思いがけず手に入れること。「新たに渡りし薬、少々―し候/新札往来」

三省堂、大辞林より抜粋


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戻る
 戻る
Apple Studio display
e-Mate300