1998年5月6日

Apple Computer 暫定CEOのスティーブ・ジョブズが突然発表したiMac。

iMacの歴史

98年5月6日

突如iMac発表!!(コードネーム:Columbs)

98年8月29日

iMac発売開始

98年11月

一部仕様変更のRev.B出荷開始

99年1月5日

Rev.C(5色のフルーツiMac)発売開始

99年4月10日

Rev.D出荷開始

99年10月5日

スロットインiMac発表(コードネーム:Kihei)

99年10月16日

New iMac,iMac DV,iMac DV SE(Special Edition)発売開始

00年7月19日

New iMac,iMac DV,iMac DV+,iMac DV SE発表

01年2月22日

スロットインiMacシリーズに新柄(Flower Power、Blue Dalmatian)登場

01年7月18日

スロットインiMacシリーズ、スペックアップ(Flower Power、Blue Dalmatian終了)

02年1月7日

液晶ディスプレイ搭載New iMac 発表

02年7月17日

17インチワイド液晶ディスプレーモデル発表

03年2月

iMac遂に1GHz搭載

03年9月

15インチモデルも1GHz搭載、USB2.0搭載

03年11月

20インチモデル発表(Panther)

04年10月

iMac G5登場モニター一体型

05年5月 2GHz到達、Tiger 
05年10月 iSight内蔵、Apple Remote付属
06年1月 Intel Core DuoチップiMac発表 
06年9月 Intel Core 2 Duoにマイナーチェンジ 同時に24インチ追加
07年8月 アルミ筐体に変更 同時にキーボードもアルミベースの新型に変更
08年5月 マイナーチェンジでCPUクロック最高3,06GHzに
09年3月 マイナーチェンジでグラフィック強化し価格改定

簡易比較表

CPU
2次キャッシュ
メモリ
HDD

光学ドライブ

グラフィック
Rev.A
233MHz
512KB
32MB
4GB
CD-ROM(×24)

ATI Rage IIc

メザニアンスロット
赤外線ポート

Rev.B
233MHz
512KB
32MB
4GB
CD-ROM(×24)

ATI Rage Pro

メザニアンスロット
赤外線ポート

Rev.C
266MHz
512KB
32MB
6GB
CD-ROM(×24)

ATI Rage Pro Turbo

メザニアンスロット
赤外線ポート廃止

Rev.D
333MHz
512KB
32MB
6GB
CD-ROM(×24)

ATI Rage Pro Turbo

メザニアンスロット
赤外線ポート廃止

スロットインiMac

CPU
2次キャッシュ
メモリ
HDD
光学ドライブ
グラフィック

iMac
iMacDV
iMacDV SE

350MHz
400MHz
400MHz
512KB
64MB
64MB
128MB
6GB
10GB
13GB
CD-ROM(×24)
DVD-ROM
DVD-ROM

ATI RAGE 128 VR


FireWireポート
FireWireポート

iMac
iMacDV
iMacDV+
iMacDV SE

350MHz
400MHz
450MHz
500MHz
512KB
64MB
64MB
64MB
128MB
7GB
10GB
20GB
30GB
CD-ROM(×24)
CD-ROM(×24)
DVD-ROM
DVD-ROM

RAGE 128 Pro


FireWireポート
FireWireポート
FireWireポート

Fast
Fster
Fastest

400MHz
500MHz
600MHz
512KB
512KB
256KB(オンチップ)
64MB
64MB
128MB
10GB
20GB
40GB
CD-ROM(×24)
CD-RW
CD-RW

RAGE 128 Pro
RAGE 128 Pro
RAGE 128 Ultra

FlowerPower
BlueDalmatian
登場

Fast
Fster
Fastest

500MHz
600MHz
700MHz
256KB(オンチップ)
128MB
256MB
256MB
20GB
60GB
60GB
CD-RW
CD-RW
CD-RW

RAGE 128 Ultra

FlowerPower
BlueDalmatian

更に詳細なスペックはトップページの各iMacの画像とリンクしています。


マッキントッシュ(Mac)と言うコンピュータがこの世に生まれ、驚きと喜びを持って迎え入れられてから14年。それまではコマンドという命令文をキーボードで打ち込んでコンピュータを操作していたのが、Macはグラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)を採用しマウスを使ってコンピュータを操作するという、今では当たり前の事を当時から実現していました。Apple Computerはこのマッキントッシュというコンピュータを、真の意味での「パーソナルコンピュータ」と呼びました。そして今、新たな意味でのパーソナルコンピュータ iMac が生まれようとしています。

iMacはG3(ジースリー)と言う、*同等のPrntiam II プロセッサより数倍は速いプロセッサを搭載しているにも関わらず、コンシュマー(初心者入門機)向けと位置づけられて発表されました。そして新しい入門機としての数多くの提案がなされています。その一つにフロッピーディスクドライブが廃止され、10/100Base-Tイーサーネットというネットワーク端末を標準装備し、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)で簡単にネットワークが組めるようになっていてそれに伴いSCSIインターフェースも廃止されました。またApple独自規格のADBポートの代わりにUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)が採用され初心者の取り扱いがより一層簡単なものになりました。

それよりも何よりも、我々既存ユーザーが一番心惹かれたのがこのデザインです。Apple Computerは常に優れたインダストリアルデザイン(工業デザイン)を提案し続けてきましたが、このiMacで更に大きくAppleの印象を決定付けたのは明らかでしょう。デザインと性能そして優れたユーザーインターフェースがアピールされれば誰もが所有したくなるのは当然のことでしょう。でも20周年記念モデル「スパルタカス」の様にあまりにも高額(888,000円)ではいただけません。しかしiMacは$1,299(日本では10万円台後半?)です。あらゆる意味でiMacはまた一つパーソナルコンピュータの歴史に残る記念碑的存在になるのは間違いありません。パーソナルコンピュータの世界に躊躇されてる方は是非iMacに触れてみてください、今までの不安は一掃されることでしょう。

* Appleからの発表を参照しました。
  こちらでは必ずしもそうではないと言う記事がご覧になれます。
                      (Thanks Dr.Tuchiya) 98/9/03追記


iMacのまとめ(98年5月)

メインターゲットをコンシュマー(一般ユーザーおよび教育現場)とし、またiMacの使用コンセプトの大きな柱のインターネット接続を考慮し、これから当たり前となるネットワーク社会を先取りするようにEthernet10/100BASE-T(RJ-45)を標準装備。さらにデータバックアップもLANで行うものとの判断からFDDも撤廃しADBポート、シリアルポート、SCSI・IF、の代わりに今後標準となるであろうUSBを採用し従来のI/O(入出力)インターフェースを一新した。
当然のごとく既存ユーザー及びWindowsユーザーからの注目度が高いものの、アメリカほど
通信インフラが整備されていない日本ではこの辺が一つのネックとなる。
・買い増しユーザー(Win+iMacでも)はイーサーネットでLANを構築すれば問題ない。
・買い換えユーザーは手持ちの周辺機器を買い換えるか、ポート変換器を待つしかない。
  売るときはこちら(MacTree)の個人売買が盛況です(^^;;。
  8/16現在、シリアル←→USB変換コネクターが発売されそうだが何処まで対応
   できるか不明。
   またSCSI←→USB変換コネクターも期待させるが、現在未発表。
・新規ユーザー向けにはUSB対応周辺機器は一通り出そろっているので問題ない。
 FDD互換スーパーディスク、ZIPドライブ、MOドライブ、プリンター、スキャナー、
 デジタルカメラ等
  Windows98が本格的にUSBサポートを開始したため今後も続々でてきそう。
  USB機器一覧が発表されています、ご覧下さい。

流通形態は、どこかのOS発売時の様に宣伝文句に惑わされて購入し結局使いこなせずに物置
のコヤシになってしまってるという様なことが無いように、きっちりと説明できアフターフォ
ローもしっかり出来るショップに限り販売してもらうという。
・8/17現在島村楽器とT-zoneの一部店舗のみ。その他とは交渉中。
  こちらで販売店一覧がご覧になれます。また一部販売店では通販も受け付けています。
   Mac系雑誌をご覧下さい。
・近くに該当店舗がないユーザーは電話オーダーしか無い。
 #私(函館)もそうです(^^;; 札幌のT-zoneで購入予定。 発売日には取りに行くぞ(笑)
  8/29、行ってきました札幌のT-zoneへ! こちらに発売時の写真をアップしました。
・どうしてもと言うのなら、従来どうりの問屋経由でも流せないことは無いらしい。でも想像
 するに、中間マージンの関係で実売価格10万円台は無理でしょう(^^;;
・流通ルートは、シンガポール工場から航空便で販売店へ直送するので注文してから2日で納
 品できるそうです。このシステムにより、中間マージンをはぶき10万円台での販売が可能
 となるものと思います。
 また販売店も余分な在庫を持たず売れた分だけ追加発注すれば良いことになり、在庫コスト
 削減になり利益が少なくてもやっていける。

その他
・外装の質感は写真で見るよりいい様です。
  評判どうり良いです。でも98年グッドデザイン選考ではその素材にポリカーボネイト
   が使われているとの理由から金賞及び大賞には選ばれませんでした。(98/11)
  99年10月発表のスロットインiMacからより透明感のあるデザインに変更されました(99/10)
・CD-ROMドライブのトレイとI/Oポートカバー(蓋)がチャチな様です。
  意見は分かれるところだと思いますが、共に思ったほどじゃ無いです。ただし小さな
   子供が触る事を考えると不安は残ります。
  スロットインiMacより、文字どおりスロットインCDドライブorDVDドライブに変わりました(99/10)
・CRTはシャドウマスクのわりにはリフレッシュレートが高いため意外と鮮明な様です。
  画面は鮮明ですが、やはりシャドウマスクを意識せざるを得ません(^^;;。
・メモリー標準で32MB(US仕様)、最大128MB(64+64)ですが今後拡大する可能性大。
  既に2インチ128MBが発売されています。iMac専用と明記されていないとトラブルの
   原因になる可能性があるようです。
・結局マウスは光らない様です。またかなり小振りで高さも少ないことから指先でつまんで
 操作するような感じで慣れるまで違和感を覚える様です。
 マウスのタマもツートーン(青と白)とこだわってます(^^;;
  まんまるな形状は方向を見失いがちになります。
   個人的にマウスやキーボードを光らせました(^^;; 「禁断のiMac」をご覧下さい。
・キーボードタッチはいいようです。キートップもスケルトンの様です。
  確かにキートップもスケルトンでした。
・今までどうり、キーボードからパワーオンが出来る様です。完全に固まったらI/Oポート部
 にあるリセットスイッチで復帰させるようです。
  その通りでした。
・起動音は2回鳴ると言う噂もありましたが、少なくともUS仕様は1回だけの様です。
  日本仕様もそうでした。

以上簡単にまとめてみましたが、ご質問ご指摘等がありましたらこちらへお願いします。
なにしろ色んな情報をまとめていますので、「・・・の様です」としか書けません(^^;;
手元に入手できましたら、バラし方まで含めて報告しますのでお楽しみに・・・・
 自分だけのiMacにしたい方は「禁断のiMac」へどうぞ。
 トラブルでお悩みの方は「困ったiMac」へどうぞ。

は入手後のコメントです

98年7月、Apple Computer,Inc発表によるものと、98年8月19日Apple-J発表より