いかにiMacを光らせるかに没頭しています(^^;;;

 某日

発売以前から話題になっていたマウスが光るのか?と言うことだが、残念ながら光らなかった。でも世の中光り物系が好きな人が多いらしく光らしてしまった人がいた。でもこの方のサイトを見るとなかなか難しそうだ。それよりもクリックした時に色違いで光らせるためにアノードコモンタイプのLEDを手に入れなければならないのだが、本場秋葉原でも入手が難しいらしい。とりあえずマウスを分解して色々調べて見るが良く分からない。まずはLEDを入手しなければ話が始まらない。

 某日

今日は仕事の合間にLEDを探してみた。秋葉原みたくパーツ専門店、ましてやLED専門店なんてあるわけが無く、とりあえず昔よくプラモデルを買いに行った模型屋へ行ってみる。が、そこはもう既に模型類は無くファンシー雑貨一色になっていた。しかたがないので電子部品を売っていそうなところを聞くと「だるまや模型店」で売っていると言う。私は耳を疑った。もちろん子供の頃は「だるまや模型店」にも通ったが、当時から店は今にも潰れそうな、お世辞にも綺麗とは言えない店構えをしていて常に店番をしていたのがおばあさんだった記憶がある。だからあれから数十年起った今はもう無いもんだとばっかり思っていたらまだやっているというのだ。たまーに車で店の前は走ることもあったがまさかやっていたとは思わなかった。半信半疑で店の前に車を止めると、確かにやっている(^^;;でも車で無意識に通り過ぎる位では分からない感じのたたずまいだ。当時のままの面影だ。中に入ると薄暗く何やらお宝鑑定団(TVのね)に出すと高値が付きそうな古い売れ残りのプラモデルがありそうな雰囲気だ。早速店番をしていたおじいさんにLEDがないか尋ねると、木の枠で出来たショーケースの一つから紙の小箱に入ったLEDを出してきた。でもそれは今時見たことがない小さな赤い半球体の下の方が金属で覆われているLEDだった。他の色はないかと聞くと「うちは模型屋だからこんなのしか無い」とのこと。ごもっともだ。とりあえず小粒なLEDだったので2個買う。ついでに抵抗も買おうとするがこれまた昔ながらの古ーい大きめのものしか無くやめた。ここでまた他に在りそうなところを聞くとある電気屋の名前を教えてくれた。ここも聞いたことがあったので早速そちらへ向かってみる。でもここにもまともなLEDは無くあらかじめ金属のケースに収められている、大きめのパイロットランプの様なものしか無く、こちらでも他では無いか聞くとすぐ近所にある電気屋でも売っているとのことでそちらへ行ってみる。ようやくまともなLEDに巡り会えた。ちょっと大きめだが色も緑と赤とオレンジが在った。しかしアノードコモンどころか2色LEDは無いという。最近2色LEDを探しに来たのがなぜか私で二人目の客だそうだ。まさかもう一人の人もiMacを光らせようって訳じゃないだろうな(笑)。とりあえず緑とオレンジを3個づつ買った。最後に先ほどの「だるまや模型店」で聞いたもう一つの模型屋へ行ってみた。こちらは今でも現役の店内には色んなパーツがところ狭しとつり下げられていた。店番の(こちらは)おばあさんにLEDが無いか聞くと、よく分からないらしいので、つり下げられているパーツ類を中心に丹念に見ていくとあった。小さなビニール袋に入れられた黄色のかなり小振りのLEDが。探しといて言うのもなんだが、模型屋にLEDがパーツとして置いてあるのも何か不思議なもんだ。とりあえず二袋買う。こちらはあらかじめ抵抗も一緒にセットされて袋に入ってるせいかちょっと高めだった。これでちょっと大きめのLEDと小振りのLEDが文字どうり色々手に入った。後は光らせるだけだ。

 某日

昨夜からマウスを分解して手に入れたLEDを何処に付けようか考えていた。アノードコモンLEDが入手できない以上あの方と同じように配線は出来ない。テスターであっちこっち探っていると、USBコードに5Vの電圧が在ることが判明。って事はそこに繋ぐだけでLEDは光るわけだ。さらに探っているとクリックスイッチ(マイクロスイッチ)にも(当然だが)5Vが来ていて(これまた当然だが)クリックすると導通がある。ここにLEDを付けるとクリックしたときに光る。ところが電圧は常時5Vがかかっていることも判明? クリックしていなくても電圧がかかっている?? でもクリックしないと導通が無い??? 頭が混乱してきた。結線の関係かそう言う風になってるようだ。とりあえずそこはほっといて、USBコードの5VにLEDを繋いでみると「おお!」まぶしいくらいに光ってる。今度は2個を直列に繋いだり、並列に繋いだりと試すがどれもOKだ。これでとりあえず常時光らせることは出来るわけだ。と思った矢先、突如LEDが消えた。マウスも反応しない!やばいと思いすぐにキーボードからマウスのUSBコネクターを外したが壊してしまったかと冷や汗が流れた。でもキーボードは反応する。試しにもう一度マウスを繋いでみるがやはり反応無し。って事はマウスの回路上の何処かがやられたのか、それともキーボードのUSBコネクターか?もしかしたらキーボードの中にヒューズでもあってそれがとんだか?とも思いキーボードを分解してみるもヒューズらしきものは無い。気を取り直してキーボードを元に戻し、マウスを繋いでみるとなんと正常に反応する!??  何だかよく分からないが直っていた(^^;;。後で分かったことだが、ごく普通のLEDと言うのは大体数ボルトで発光するようになっていて電圧を(普通3V位に)下げるのに抵抗をかませるらしいのだ。それをいきなり直結で繋いだもんで、多分キーボード上のコンデンサーが一時的に飽和状態になり通電しなくなったようだ。危ない危ない(^^;; 何はともあれちょっとビビッたのでマウスの方はしばらくいじらないことにする。

 某日

本体も電源スイッチとCDのボタンが気まぐれに光るだけでは物足りない。なんとか他も光らせれないものかと考えている。でも前面のアイスの部分は確かに表面はトランスルーセントでうっすらと透けているのだがすぐにベースの裏あての様な物がある。しいて言えばボンダイブルーのスピーカーグリルの所を光らせることは出来ないだろうか? 思ったら最後すぐにでも確認してみないと気が済まない。早速分解開始(笑)。まずはひっくり返してLBユニットを引っこ抜く。ここまではすんなり。その後本体下部のアイスの部分を観察すると都合8個のネジで固定されているようだ。まずはフロント下部のスピーカーグリルの付いたアイスの部分をはがす。ここははまっているだけなので上手く爪を外しながら引っ張ると外れた。次にボディー下部のアイスの部分を固定している8個のネジを外すとすんなりと外れた。こうなるとiMacはもうひっくり返したままだ。ここで驚き(って程でもないが)の新事実を発見!なんとスピーカー裏側にはすっぽりとバスレフ付きのエンクロージャーが付いている。なるほど、原田社長が「音がいいでしょう」と言っていた理由が分かった。ここでちょっと解説すると、普通どんなに良いスピーカーでも裸のままでは良い音は出ない。必ず密閉させる為の箱が必要になる(その箱をエンクロージャーと言う)。で、その箱の大きさ(容量)や厚みで随分と音質が変わってくるわけだ。ごくごく普通の携帯ラジオやテレビ、あるいはパソコンの内蔵スピーカーは単純にボディーにスピーカが取りつけているだけなので大して良い音では鳴らないのはそう言うわけだ。ちょっと音にこだわったテレビやラジカセはスピーカの周りを囲ってエンクロージャー代りにしているわけだ。つまりiMacも同じ事だ。iMacのスピーカーは長辺5cm短辺3cm位の非常にコンパクトな楕円形をしている。当然このままでは音量も上げれないしもちろん良い音なんか出るわけが無い。そこで奥行き5cm位のエンクロージャーで覆っただけでそれなりの音が出るように鳴ったというわけだ。なるほどこだわっているわけだ。話を本題に戻すが、やはりLEDを取りつけれる所はスピーカーグリルのところしか無い。問題は何処に接続するかということだ。ここはやはり電源スイッチの所しかなさそうだが、そこの基盤上には2色LEDがハンダ付けされている。ご存じのように通電直後やスリープ時はオレンジに、起動時はグリーンに光ってる。これも多分アノードコモンLEDなのだろう足が三本出ている。とりあえずここにLEDを繋げてどの程度光るか見てみたいのだが、当然このままバラしたままでは起動できない。そこで電源SW基盤裏のLEDの足三本にそれぞれリード線をハンダ付けし基盤を戻しリード線を前に出しておく。下部アイスをネジ止めしLBユニットを戻して(ああ面倒臭い(^^;;)むき出しの電源SWを押して起動する。前面のアイスのパネルは付けていないのでLEDが眩しいくらい光っている。そこへ先ほど前面に出しておいたリード線にLEDを繋いでみる。う〜ん、とりあえず光るものの元のLEDもあとから繋げたLEDもガックリと輝度が落ちてしまう。並列に繋げたせいで電流が少なくなったのか、もともと電圧が低いのか、いずれにせよ左右に1個づつ付けるとなると更に輝度が落ちるのはミエミエなので並列に繋げるのは無理だ。ならば直列で、と言うことになるのだが既に基盤にハンダ付けされているLEDを外してリード線を付けて直列に別のLEDを付けて尚且つ電源ボタンが光るように元のLEDを固定するのはかなり難しそうだ。後は電源SW部の基盤の何処かから強引に5Vを探してそこから引っ張ってくる手も在るが、基盤のパターンを見る限り私には分からないのでこの手はとりあえずあきらめることにする。でもいつかきっと(^^;;;;;
 某日
先にも書いたマウスを光らせ事に成功した先人が、今度はキーボードを光らせることに成功した。これは簡単そうだ。マウスで実験中にキーボードをバラしたのですぐに分かった。私はここまで専門的に回路を調べることが出来ないのでこの方のおかげで随分と助かっている。早速キーボードの分解に取りかかる。とはいってもこのキーボードの分解がくせ者で、裏のネジを2個はずまではいいのだがその後は上部アイスのカバーは殆どはめ殺し(一度はめたら二度と外せない状態)に近いので外すのに苦労する。前回は爪を曲げながらもなんとか外したが、さすがに今回は前回の曲がった爪が折れてしまった(^^;; まあ普通にしてる分には問題ないが意識してアイス手前の部分を引っ張るとカパカパしている。まあそのかわり次回分解するときは楽でいいか(^^;;。アイスのカバーが外れてしまえばこっちのもの。電源SW横のコンデンサーに今度はちゃんと200Ωの抵抗を付けたLEDをハンダ付けしSWカバーに上手く収まるように調節して元に戻せばOK! で今回使ったLEDは最後の模型屋で買った小粒のオレンジのLEDしか使えなかった。と言うのもSWカバーが基盤上のSWを直接押すようになっているためSWカバーの中は極わずかな隙間しか無いわけだがそこに収まるのが小粒のオレンジのLEDだったと言うわけだ。本当は本体と同じようにグリーンにしたかったのだが、まあとりあえず光らせることには成功したので良しとしよう(^^;;。

 某日

やはりどうしてもマウスも光らせたい。アノードコモンが入手困難だがとりあえずでも光らせたい (^^;;。以前実験したUSBコードの5Vに直付けで光らせる方法でチャレンジしてみる事にする。前回はマウスが反応しなくなりちょっと焦ったが、今回は最悪本当にマウスを壊しても良い覚悟でやることにする。とは言ってもそれなりに自信はあるのだが(^^;;。早速分解開始。バラして眺めてみると分かるのだがそれでなくても小振りなマウスの何処にLEDを納めるかが一番の問題だ。小粒のLEDはオレンジしか無いし、赤か緑のLEDだと何処にでも納めれる大きさではない。この頃になると真剣に秋葉原まで調達しに行こうかとも考えていた(^^;;。最悪はオレンジに光っているマウスだが、出来ればボンダイブルーに合うように緑のLEDを使いたいのだが・・・・と色々眺めていると、なんと下部ケースの左右に基盤を支えるパーツの一部があり、ちょうどコの字型の窪みがあるでは無いか。ここならちょっと大きめの緑のLEDがピッタリ収まりそうだ。しかもちょうどマウスのサイドのボンダイブルーのカバーを光らせることになる位置だ。これはラッキー!ボンダイブルーに光るマウスなんて最高だろうと完成後を想像してみる(^^;;。ただLEDは基盤の裏に取りつけることになるので真ん中から下の方しか光らないのではとちょっと不安だ。とりあえず作業開始。まずLEDの足を切りリード線をハンダ付けしその一本に抵抗を付ける。それをもう一組作り並列に繋げる。何故かマウスの方はLED2個を並列にしても充分な輝度があるのは確認している。やはり5Vに直付けだからだろうか。次に基盤裏にLEDを付けるのだが基盤を仮組みし表からLEDの取りつけ位置の当たりをつけて今度は基盤裏からすかしてみて当たりを付けた位置にLEDをホットボンドで接着する。普通の接着剤でもいいのだが、ホットボンドだと付け直しが簡単に出来るので便利だ。その後抵抗付きのリード線を5Vのプラスとマイナスにハンダ付けし仮組みしてキーボードのUSBコネクターに挿してみると、見事に成功!!バッチリ光ってる。しかも基盤まで明るく光ってる。ただし完全に組んでみると、LEDの輝度がありすぎるせいか予定ではボンダイブルーのカバー全体がぼんやり光ると思っていたのが、スポットライトが当たったように光っている(^^;;。まあこれは使用したLEDのレンズがそうなっているようでしょうがないだろう。いずれもっと小振りのLEDを入手し再度取りつけ位置も含めて見直したいものだ。でもクリックした時も光らせたい(^^;;。今後の課題だ(苦笑)。
 
ご意見は菊池(norioh@air.linkclub.or.jp)まで
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